木材は、火災時における炭化速度が1分間に0.6〜0.8mm。15分間火にさらされたとしても、9〜12mm程度しか炭化しません。そのため、12cm角の柱なら、10cm角程度は炭化せずに残るので、柱や梁が倒壊するようなダメージは滅多にありません。
これは、炎にさらされた表面が炭化層となり、炎の進行を抑えるため。この状態では、木自体の強度はほとんど変わりません。
しかし鉄は、550℃を超えると一気に変形し、構造材としての強度は急激に劣化してしまいます。
「実は、木は鉄より火災に強い…」その事実も私たちが木造注文住宅をおすすめしている理由のひとつです。